ムッシュダイトウの写真工房
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特別にプロが使う写真テクニックがウラワザを紹介するよ。
2006.02
コンパクトデジカメを使ってみたら。。  
1.デジカメを選ぶ

最近受ける質問で一番多いのが「デジカメを買いたいのだけれど、沢山あって迷ってしまう、プロからみて、なにかオススメのものは?」というもの。

どれを選んでも似たようなものじゃないかな。---とは言ってみたものの。。

思えば8年ほど前、コンパクトデジカメが世の中に出始めた頃、日経MACというコンピュータ雑誌の依頼で、新発売デジカメを次々にテストしては、ここはこうだ、あそこはああだと文句ばかり書き綴ったのが、もはや懐かしい思い出になってしまった。当時のデジカメは35万画素中心からようやく100万画素が登場してきた頃で、いよいよ100万画素発売・デジカメ時代に突入か、なんてマスコミや市場がにぎわい始めたころだ。

最近のものは500万画素なんぞ当たり前だから、画素数だけでももはや隔世の感がある。もちろん画素数がアップしたので画質が格段に向上したのは当たり前だけど、それに劣らず進化を感じるのが「電池の持ち」。当初は単三電池4本使用のモノが多かったが、ほんの5-6カットほど撮って数回モニターで画像を確認しているともう電池が無くなってしまう、なんてのがザラだった。一台のカメラを一日使い続けるために単三20本徳用パックを3つ、60本のアルカリ電池を用意したが、軽量コンパクトを唄ったカメラ本体は軽くても、10倍くらいの重さの電池をいつも持って歩かなければならなかった。それでさえ途中で使い切ってしまい、コンビニで電池補給などという事態に陥ったことさえあった。

これに比べて最近のリチウムイオン電池はすごい。フル充電しておけば、その日のうちに電池切れということはまず無い。カード容量も256から512MBあたりをセットしておけば安心して一日中撮影できるようになったのはまさに快挙。

デジカメ時代に入り、近くの商店街にいけばかならず1軒はあった写真店、いわゆるカメラ屋さんでカメラを買う人がめっきり少なくなったそうだ。

デジタルカメラの説明が出来ないオヤジのいるカメラ屋さんでは不安だろうし、ほとんどが量販店かネット販売で買う時代になったと聞く。しかし、やはり道具は価格とスペックだけで判断するのは危険だ。実物を手にとってあれこれ操作してみなければ分からない。

ボクの仕事もここのところ急速に変化し、その7割がデジタルカメラに変わってしまった。

仕事で使うカメラは1000万画素前後のRAWデータ取得が出来るものが主流なので、高性能だが価格的にみればレンズ無しで30万円から70万円ほどの出費になってしまうので、これを一般の方々に簡単に奨めるわけにもいかないし。

かといって小型のデジタルカメラに関しては、ここのところさっぱり接点が無いので、いったい市場でどんなカメラが主流なのかもよく分からないのが現状だ。手持ちのコンパクトデジカメも、すっかり旧タイプだし、ここはひとつ、コンパクトデジタルカメラを一台買いにいくことにした。

そして目指すは某大手量販店の池袋本店。
店先にはDVDやCDが山積み。奥の方には、これ本当に家庭用?と言いたくなるほどでっかいテレビがずらりと並んでいる。
平日の午後ということもあり、そう客の数は多くないが、おそろいのハッピを着た店員さんが忙しそうに走り回っている。

「デジカメはどこにあるの?」

  「地下1階でございます。」

「あ、そう。ありがと。」

さっそく地下1階に降りる。
あるある、こりゃすごい。
什器いっぱいにずらりと並んでいる。
それと、ブルーにピンクにグリーンか、まあなんと色とりどり、しっかし、カメラも変わったもんだなあ。
これじゃ迷うのがあたりまえだな。

なになに、当店売れすじ商品?
フムフム。。
LUMIX FX8とIXY DIGITAL55にFinePix Z1か。。それにDimageX-60。。

カタカナが無くなって、みんなアルファベットだなあ。
松下、キャノン、富士フイルムにコニカミノルタか。。
やはり500万画素クラスが主流のようだなあ。

よしよし。。

「 ちょっとすみませーん。」

  「はい、いらっしゃいませ。」

「デジカメが欲しいんだけどね。
どれもおんなじようでさ、どうもオッサンには分かんなくてさ。
ちょっと教えてくんない?」

  「アハハハ。
   えと、お使いになるのはお客様ですか?」

「えっ?あっ、そうそうボクが使うんだけど。。」

  (不安そうに)
  「で、えー、パソコンは、、お使いですか?」

「ん。少しはね。。あははは。」

  「アハハハ、そうですか。
   (少しは安心した様子で)
   パソコンお使いでしたら・・・
   えと、ご予算はどのくらいなんでしょうか?」

「そうだなあ、3万円前後ってとこかな。」

  (なぜか力強く)
   「 あ、そうですか。では、こちらへ・・・
   (歩きながら)
   カメラの使い方というか、、は、けっこう慣れてらっしゃるほうですか?」

「ん?・・はマアマアかな、あははは。」

  「アハハ。そうですか。
   ・・・、でこちらなんですけど。。」

と連れてこられたのが、さきほどの当店売れすじ商品コーナーだった。

2.デジカメを買う

〈店員〉
  「これはLUMIX FX8のサイバーショットというヤツでして今一番人気がありまして・・
  あのテレビでハマザキアユミがコマーシャルやってる・・・」

〈ボク〉
「ああ、知ってる知ってる、あのたれ目のお姉ちゃんね。」

  「あっ、そうですそうです。
  これは手ぶれ防止機能というのがついてまして、500万画素で・・。今ですと・・・。」

「あのさ、その手ぶれ防止機能ってのはさ、手ぶれしないわけ?」

  「そうなんです。たいてい手ぶれで失敗しちゃうんですけどね、これはすごいんですよね。」

「へえ、その手ぶれ防止ってのはどういう仕組みになってるの?」

  「ああ、それはですね。中が手ぶれを防止するように設計されてるんですよね。」

「それは分かるんだけどさ、それってどうゆうふうな設計なの?」

  「ええとですね。ちょおっとむづかしいんですが、カメラが動いても中まで影響しないようになってるんですね。
  〔んー、センセイ、チョット困ってマスネ。〕」

「へえ、それでさ、手ぶれ防止ってついてるのでこれだけなの?」

  「いえいえ、他にもついているのがありますが、たとえばこれとか、ああ、これもついてますね。」

「それってメーカーによってちがうの?」

  「いあああ、それはたぶん同じですね。でもいちばん手ぶれが出ないのがこれで、すごく評判いいですね。
  〔こりゃ、だめだ。けっこう知らないな。。〕」

「んー、しかしちょっとデザインがどんくさくないかな。ちょっと大きい感じもするしね。。」

  「そうですか・・」

  「じゃ、これはどうですか? キャノンなんですけど、あのテレビでナカタが宣伝している・・」

「ああ、サッカーのネ。知ってる知ってる。これの手ぶれ機能はどうなの?」

  「ああー、ですね、、これは、ちょっと待ってください、、、
  あ、これはついてないですね。」

「ああ、じゃ、だめだね。」

  「えーとですね。手ぶれ機能っていうのは、とくに無くてもいいと思うんですよね。
  暗いところではフラッシュが光りますし、、」

「あっ、そうなのか。なるほどね。
そんじゃ、さっきの手ぶれ機能がついているのはフラッシュが無いわけね。」

  「いやいや、そうじゃないんですけど、なんというかな、、そんなに重要なものじゃないっていうことです。
  (おっと、話が変わっちゃったな、ま、この辺でやめとこ)」

「ところで感度はみんな同じなの?」

  「あっ、感度はですね。ちょっと待ってください・・
  これがISO800まで使えますし、これは1600まで使えますから、かなり暗いところでも大丈夫ですね。」

「あ、そうかあ、感度を上げて使えば早いシャッターが切れるもんね。手ぶれ防止なんていらないね。」

  「そうなんですよんね、アハハハ。
  あ、そうそう、感度も自動設定なので暗いところでは自動的に感度が上がって手ぶれを防止しるようになってます。」

「それはすごいね。じゃあ、手ぶれ機能はとくにいらないね。」

  「そうですね、要りませんね。」

「それでこのキャノンがいくらだっけ?
こいつは? これ小さくてデザインも良いね。」

  「ア、それはコニカミノルタので、これもすごく人気があるんですよね。
  色も3色から選べますし。」

「ところでさ、デジカメってフイルム要らないんだよね。
なんとかカードっていうのを使うんだよね。」

  「ああ、そうです。よくご存じですね。今はほとんどがSDカードを使うようになっています。
  これがそうなんですけど、64メガのカードだと今なら・・」

「へえ、そんなに小さいのに64枚も撮れるの?」

  「いやいや、そんなもんじゃないです。
  たとえばですね、撮るサイズにもよりますけど、小さいサイズだとこれで200枚以上もとれますし。」

「へえええ、そんなに撮れるの?」

  「そうなんです。
  もっと大きい容量のカードもありますから・・繰り返し使えますしね。」

「撮ったら消しちゃえるってわけね。」

  「そうなんです。パソコンにデータを取り込んで、あとは消しちゃえばいいんです。」

「なるほどね。たいしたもんだね。」

  「そうなんです。」

「聞いてると、どれも同じようなもんらしいし、デザインとかで選んでも問題ないみたいだね。」

  「そうなんですよね。使えば、どれもそんなに差がないんですよね。」

というわけで、売る側も決め手がない状態ということが分かった。
さぐりを入れてみるとどうやら仕入れの状況などで、オススメカメラも変動するようだった。
しつこい質問に、最後までつきあってくれた店員さんもありがとう、お疲れ様でした。

いろいろ機種を手に取り小1時間ほど調べてみてまわり、結局選んだのはコニカミノルタX60。
最後までキャノンのIXYと迷ったが、ミノルタさんは昔からいろいろとご縁があるし、開発にあたった方たちの顔も思い浮かぶし。。最終的にはコンパクトでいかにも「私はカメラです」というデザインでないところも気に入った。
256MBのSDカード、カミさん専用のピンクの皮ケース込み、でしめて4万2000円ナリ。
ちょっとした出費になってしまったが、この大きさならフライフィッシングベストにも入るしネ。

手提げ袋に入れてもらって店を出る。
帰りの電車の中で、もう家まで待ちきれないカメラ少年みたいに説明書を取り出して読み始めると、
仕事で使うカメラを新調したときにはないような、あのなつかしいワクワク感がよみがえってきた。

3.デジカメを使う
飛行機から見た宮古島。コニカミノルタX-60で撮影。
●まず、カメラの機能を知ろう

新しいカメラをゲットしたら、まずはカメラをいじくりまわしてみることから始めたい。
まずカメラの持っている機能を身体で覚えてしまうことが第一ステップだ。
ボクの場合、カメラに限らず取り扱い説明書を1ページから始めたら、もう5分でイヤになるので、機械はいじくり回して感覚で覚えてしまうようにしている。とくにデジタルカメラの場合は、メニューから選択、決定、そして変更など、大きな操作の流れを身体で覚えてしまうことだ。ボクの場合は基本的にカメラ操作に慣れているからまず10分、普通の人でも恐らくイスにどっしり座って30分、カメラをあれこれ操作していれば大抵の機能は理解できると思う。どうしても分からないところだけ取説を参照する。
しばらくカメラを使わなかったり、時間が経って忘れてしまったら、こんどは10分、イスにすわって操作していれば思い出す。

●オート撮影一点張りは卒業しよう

いつでもどこでも、なんでもかんでもオート一点張りではせっかくの最新機能がもったいない。
多機能を搭載した一眼レフの場合は別として、コンパクトタイプのデジカメクラスで、撮影現場でこのボタンは何だっけ、などという状態は最悪。
自分のカメラの機能はすべて把握してから撮影に臨むことが大切。
ズーミング、ストロボを発光禁止にするにはどうしたら良いのか、とか、感度を上げるにはどうしたらいいのか、、などなど、すべての機能をチェックしてカメラに搭載している機能はすべて把握する気構えは肝心。デジカメは撮ってすぐ見られるから、こんなときには便利だ。
こんなときには感度を上げて、とか、こんなときには望遠で、とか、シャッター前のイメージと写真に記録された結果が同等になったとき、そのカメラが自分のものになった、ということだ。
イヤイヤやらずに、これから撮るであろう傑作の数々をイメージしながら、楽しみながら覚えよう。

●とりあえず座ったまま、いろいろ撮ってみよう

まず、目の前のモノをオート撮影してみた。

   
写真A

室内なのでストロボが自動的に発光。
そのためにテレビにまともにフラッシュ光が反射してしまった。
暗い部分がすべてつぶれてオーディオ機器のパネル表示も全く確認できない。
これは写真としては大失敗なのでボツ。
   
写真B

フラッシュ発光禁止で撮影。
なんか色が変だな。ホワイトバランスをカメラが勘違いしたようだ。
これもボツ。
   
写真C

ボクは蛍光灯が嫌いなので家中の照明が電球。
ホワイトバランスマニュアル設定で電球マークに合わせて撮影。
やわらかく、自然な感じに撮れた。これならオーディオ機器のパネル文字も判別できる。
これが成功写真。

と座ったままの写真でも、設定を変えるだけでこんなに写り方に差が出る。
自分のカメラをもう一度チェックして状況に応じた撮影が出来るようにして設定方法を丸覚えしてしまおう。
●撮影開始・いきなりピンぼけ

さてさて、新しいカメラのテストというものは、いくつになってもワクワクするものだ。
ということで、東京都下の立川に出かけてみた。
駐車場で車をおりてまず一枚。
明るい昼間だと液晶ファインダーはほとんど見えないけど、これも慣れるしかない。
あれれれ、オート撮影にもかかわらずいきなりピンぼけ。

どこにもピントが合ってない。
どうも正面のビルが問題らしい。
こういったフラットな色でコントラストのない被写体のためにオートフォーカスが正常に作動しなかったらしい。
どこにもピントが合ってないところをみるとチョー前ピン。
いきなりこれだもんな。。
ピントがエラーした場合はシャッターが下りないくらいの機能はないとまずいよね、コニカミノルタさん。。。

  写真1
●自分のカメラのズーム比を把握しよう(レンズの画角と被写体との距離感を感覚で覚えてしまおう。)

気をとり直して同じ位置から広角と望遠でズーム比をチェック。


写真2
 
写真3


3倍のズーム比の画角はこんな感じ。遠景のビルの大きさでズームの写り方がわかる。
両方ともフルオート撮影だが、ファイル情報を見ると感度設定オートの場合、
晴天時にはISO50でレンズは解放値で設定されていた。
写真2が広角、写真3が望遠だ。
写真2では左の電柱がタル型に曲がり、写真3では糸巻き型に反り返っているのとピントの甘さが気になるが、ほぼ順光の好条件では発色は申し分ない。

もうひとつズームの感じを掴むために民族モニュメントを撮影してみた。


写真4
 
写真5

写真4が広角で写真5が望遠だ。
写真4は申し分なくシャープな画像だが写真5のほうはやはり写真3同様ピントが甘くコントラストも低い。
ファイル情報をみると、広角側ではISO50、望遠側ではISO125が自動選択されていた。
どうも手ぶれを防止するために望遠側では感度が自動的に上がるように設定されているらしい。
ピントが甘く感じるのは、もしかしたらレンズ性能ではなく感度設定に問題があるのかもしれないナ。
●感度を変えて撮ってみよう

感度を変えたときの画像をチェックするために、次に感度設定を変えて撮り比べてみた。


写真6
 
写真7

写真6は低感度ISO50,写真7は高感度ISO400だ。
画像のクオリティは一目瞭然。
2枚とも同じ絞り値なので写真6より写真7のほうが高速シャッターで撮影されているにもかかわらず、
バックの救急車の文字など写真7ではほとんど判別できないほど画質が低下している。
拡大してみるとこのとおり。

写真8
 
写真9

ISO400で撮影した画像は、ノイズがひどい。
どうも高感度設定は画像処理でノイズ対策をしたほうがよさそうだ。
●ミックス光では

もう少し意地悪なテストをしてみた。
ISO400でJR駅構内のミックス光源。

やはり画面のノイズによるザラつきと、ぐんにゃりひん曲がったタル型の歪曲が気になる。
歪曲収差はコンパクトデジカメによる広角側の撮影ではどうしても仕方がないのだろうけど。。
思いのほか優秀だったのがオートホワイトバランスだ。
蛍光灯と外光のミックスにもかかわらず白がきれいに再現されているのは感心させられた。

  写真10
●動きのある被写体

写真11

土曜日の立川は買い物客で混雑するので、小金井市の野川公園に移動した。
日陰には雪が残って寒い北風。身を切るような寒さにもかかわらず、半ズボンの少年がたこ揚げに夢中。
それにしても薄着だけど、少年はこうじゃなくっちゃ。。
うまい具合に風を捉えて凧が空中に舞い上がった。オートフォーカスにまかせて撮る。

最近のコンパクトデジカメはタイムラグがほとんど無いのでこんな動きのある被写体のはみ出しぎりぎりのフレーミングでもチャンスを逃さなくなった。
●近接撮影

最後にマクロ撮影にトライ。花ビンに活けてあったチューリップも一週間が経ち、もう開ききってしまった。(写真A,B,Cの右上に写っている花ビン)
花ビンごと窓辺に運んで上から近接撮影してみた。


写真12

ごらんの通り、雌しべを囲む雄しべがシャープに再現されているし、発色も申し分なし。
このレベルなら十分にマクロ撮影が楽しめそうだ。
●インプレッション

ま、こんなもんかな、、と思ったとおりのカメラだった。
高感度撮影のノイズ、オートフォーカスのエラー、広角での歪曲収差など問題点も少なくないが、500万画素あればプロでないかぎり十分だし、液晶も大きいし、起動は速いし、よく写る。
さすがに日本のカメラ技術はすごい。

テストしたのは1機種だけど、まあ同じ価格帯のカメラならどこのメーカーのものを選んでもそう遜色ないだろう、というのが本音。
あとはデザインの好み、メーカーのブランドイメージや液晶の見やすさ、操作感で選べば良いだろう。
あとは使う側の問題。せっかく搭載されている機能をフルに使わないと損をする、ということ。
もう一度、自分のカメラの機能をチャックしてみよう。

●デジカメを手にしたら、とりあえずマスターしておきたい機能。

1.ズーム
2.感度設定
3.露出補正
4.ストロボ強制発光と発行禁止

このホームページはカメラ雑誌でもなくカメラ情報サイトでもないので、とくにスペック記載は省いています。
カメラのスペックや詳しい情報はこちらでご確認ください。

●あとがき

このカメラを購入して3ヶ月が経ったが、驚いたことに、もう製造中止になってしまった。
手に入れた商品が半年も経たずして旧型になってしまうのが最近のユーザーにとっては悲しい現実。
昔とちがって、ゲットしたデジカメをがんばって一生愛用しようと思ってもむずかしいのが現代だ。
周辺の環境がそれを許さないからだ。
とくにデジタルに関して言えば、周辺ソフトやIT技術が日々進化し、商品をあっという間に「過去のモノ」におしやってしまう。
まったく、アナログ時代には到底考えられなかったことだ。
実際にボクが今、現役で使っているアナログフイルムカメラのなかには30年以上使い続けているものもあれば、レンズなど製造から40年も経過したものもある。中には最新のレンズ以上の描写性能をもつものもある。
エコロジー問題で今の工業生産ラインでは使えない素材が増えたためレンズ性能が落ちたと指摘する専門家もいる。
フイルムメーカーがフイルムの生産を打ち切り、大手カメラメーカーが次々にカメラ生産から撤退する、というショッキングなニュースに明け暮れる昨今。世界に誇ってきた写真産業技術はこれからどうなって行くのだろう。。