|
|
|||
|
| 1.デジカメを選ぶ |
![]() |
|
最近受ける質問で一番多いのが「デジカメを買いたいのだけれど、沢山あって迷ってしまう、プロからみて、なにかオススメのものは?」というもの。 どれを選んでも似たようなものじゃないかな。---とは言ってみたものの。。 思えば8年ほど前、コンパクトデジカメが世の中に出始めた頃、日経MACというコンピュータ雑誌の依頼で、新発売デジカメを次々にテストしては、ここはこうだ、あそこはああだと文句ばかり書き綴ったのが、もはや懐かしい思い出になってしまった。当時のデジカメは35万画素中心からようやく100万画素が登場してきた頃で、いよいよ100万画素発売・デジカメ時代に突入か、なんてマスコミや市場がにぎわい始めたころだ。 最近のものは500万画素なんぞ当たり前だから、画素数だけでももはや隔世の感がある。もちろん画素数がアップしたので画質が格段に向上したのは当たり前だけど、それに劣らず進化を感じるのが「電池の持ち」。当初は単三電池4本使用のモノが多かったが、ほんの5-6カットほど撮って数回モニターで画像を確認しているともう電池が無くなってしまう、なんてのがザラだった。一台のカメラを一日使い続けるために単三20本徳用パックを3つ、60本のアルカリ電池を用意したが、軽量コンパクトを唄ったカメラ本体は軽くても、10倍くらいの重さの電池をいつも持って歩かなければならなかった。それでさえ途中で使い切ってしまい、コンビニで電池補給などという事態に陥ったことさえあった。 これに比べて最近のリチウムイオン電池はすごい。フル充電しておけば、その日のうちに電池切れということはまず無い。カード容量も256から512MBあたりをセットしておけば安心して一日中撮影できるようになったのはまさに快挙。 デジカメ時代に入り、近くの商店街にいけばかならず1軒はあった写真店、いわゆるカメラ屋さんでカメラを買う人がめっきり少なくなったそうだ。 デジタルカメラの説明が出来ないオヤジのいるカメラ屋さんでは不安だろうし、ほとんどが量販店かネット販売で買う時代になったと聞く。しかし、やはり道具は価格とスペックだけで判断するのは危険だ。実物を手にとってあれこれ操作してみなければ分からない。 ボクの仕事もここのところ急速に変化し、その7割がデジタルカメラに変わってしまった。 仕事で使うカメラは1000万画素前後のRAWデータ取得が出来るものが主流なので、高性能だが価格的にみればレンズ無しで30万円から70万円ほどの出費になってしまうので、これを一般の方々に簡単に奨めるわけにもいかないし。 かといって小型のデジタルカメラに関しては、ここのところさっぱり接点が無いので、いったい市場でどんなカメラが主流なのかもよく分からないのが現状だ。手持ちのコンパクトデジカメも、すっかり旧タイプだし、ここはひとつ、コンパクトデジタルカメラを一台買いにいくことにした。 そして目指すは某大手量販店の池袋本店。 |
|
「デジカメはどこにあるの?」 「地下1階でございます。」 「あ、そう。ありがと。」 さっそく地下1階に降りる。 なになに、当店売れすじ商品? カタカナが無くなって、みんなアルファベットだなあ。 よしよし。。 「はい、いらっしゃいませ。」 「デジカメが欲しいんだけどね。 「アハハハ。 「えっ?あっ、そうそうボクが使うんだけど。。」 (不安そうに) 「ん。少しはね。。あははは。」 「アハハハ、そうですか。 「そうだなあ、3万円前後ってとこかな。」 (なぜか力強く) 「ん?・・はマアマアかな、あははは。」 「アハハ。そうですか。 と連れてこられたのが、さきほどの当店売れすじ商品コーナーだった。 |
| 2.デジカメを買う |
|
〈店員〉 |
| というわけで、売る側も決め手がない状態ということが分かった。 さぐりを入れてみるとどうやら仕入れの状況などで、オススメカメラも変動するようだった。 しつこい質問に、最後までつきあってくれた店員さんもありがとう、お疲れ様でした。 いろいろ機種を手に取り小1時間ほど調べてみてまわり、結局選んだのはコニカミノルタX60。 最後までキャノンのIXYと迷ったが、ミノルタさんは昔からいろいろとご縁があるし、開発にあたった方たちの顔も思い浮かぶし。。最終的にはコンパクトでいかにも「私はカメラです」というデザインでないところも気に入った。 256MBのSDカード、カミさん専用のピンクの皮ケース込み、でしめて4万2000円ナリ。 ちょっとした出費になってしまったが、この大きさならフライフィッシングベストにも入るしネ。 |
![]() |
|
手提げ袋に入れてもらって店を出る。 |
| 3.デジカメを使う |
![]() |
| 飛行機から見た宮古島。コニカミノルタX-60で撮影。 |
| ●まず、カメラの機能を知ろう |
|
新しいカメラをゲットしたら、まずはカメラをいじくりまわしてみることから始めたい。 |
| ●オート撮影一点張りは卒業しよう |
|
いつでもどこでも、なんでもかんでもオート一点張りではせっかくの最新機能がもったいない。 |
| ●とりあえず座ったまま、いろいろ撮ってみよう |
|
まず、目の前のモノをオート撮影してみた。 |
|
写真A![]() |
室内なのでストロボが自動的に発光。 そのためにテレビにまともにフラッシュ光が反射してしまった。 暗い部分がすべてつぶれてオーディオ機器のパネル表示も全く確認できない。 これは写真としては大失敗なのでボツ。 |
写真B![]() |
フラッシュ発光禁止で撮影。 なんか色が変だな。ホワイトバランスをカメラが勘違いしたようだ。 これもボツ。 |
写真C![]() |
ボクは蛍光灯が嫌いなので家中の照明が電球。 ホワイトバランスマニュアル設定で電球マークに合わせて撮影。 やわらかく、自然な感じに撮れた。これならオーディオ機器のパネル文字も判別できる。 これが成功写真。 |
と座ったままの写真でも、設定を変えるだけでこんなに写り方に差が出る。 自分のカメラをもう一度チェックして状況に応じた撮影が出来るようにして設定方法を丸覚えしてしまおう。 |
|
| ●撮影開始・いきなりピンぼけ |
|
さてさて、新しいカメラのテストというものは、いくつになってもワクワクするものだ。 |
写真1![]() |
| ●自分のカメラのズーム比を把握しよう(レンズの画角と被写体との距離感を感覚で覚えてしまおう。) |
|
気をとり直して同じ位置から広角と望遠でズーム比をチェック。 |
||
写真2 |
写真3 |
|
|
もうひとつズームの感じを掴むために民族モニュメントを撮影してみた。 |
||
写真4 |
写真5 |
|
写真4が広角で写真5が望遠だ。 写真4は申し分なくシャープな画像だが写真5のほうはやはり写真3同様ピントが甘くコントラストも低い。 ファイル情報をみると、広角側ではISO50、望遠側ではISO125が自動選択されていた。 どうも手ぶれを防止するために望遠側では感度が自動的に上がるように設定されているらしい。 ピントが甘く感じるのは、もしかしたらレンズ性能ではなく感度設定に問題があるのかもしれないナ。 |
||
| ●感度を変えて撮ってみよう |
|
感度を変えたときの画像をチェックするために、次に感度設定を変えて撮り比べてみた。 |
||
写真6 |
写真7 |
|
写真6は低感度ISO50,写真7は高感度ISO400だ。 画像のクオリティは一目瞭然。 2枚とも同じ絞り値なので写真6より写真7のほうが高速シャッターで撮影されているにもかかわらず、 バックの救急車の文字など写真7ではほとんど判別できないほど画質が低下している。 拡大してみるとこのとおり。 |
||
写真8 |
写真9 |
|
ISO400で撮影した画像は、ノイズがひどい。 どうも高感度設定は画像処理でノイズ対策をしたほうがよさそうだ。 |
||
| ●ミックス光では |
|
もう少し意地悪なテストをしてみた。 |
写真10![]() |
| ●動きのある被写体 |
|
写真11 |
土曜日の立川は買い物客で混雑するので、小金井市の野川公園に移動した。 日陰には雪が残って寒い北風。身を切るような寒さにもかかわらず、半ズボンの少年がたこ揚げに夢中。 それにしても薄着だけど、少年はこうじゃなくっちゃ。。 うまい具合に風を捉えて凧が空中に舞い上がった。オートフォーカスにまかせて撮る。 最近のコンパクトデジカメはタイムラグがほとんど無いのでこんな動きのある被写体のはみ出しぎりぎりのフレーミングでもチャンスを逃さなくなった。 |
| ●近接撮影 |
|
最後にマクロ撮影にトライ。花ビンに活けてあったチューリップも一週間が経ち、もう開ききってしまった。(写真A,B,Cの右上に写っている花ビン) |
写真12 |
ごらんの通り、雌しべを囲む雄しべがシャープに再現されているし、発色も申し分なし。 このレベルなら十分にマクロ撮影が楽しめそうだ。 |
| ●インプレッション |
|
ま、こんなもんかな、、と思ったとおりのカメラだった。 テストしたのは1機種だけど、まあ同じ価格帯のカメラならどこのメーカーのものを選んでもそう遜色ないだろう、というのが本音。 |
| ●デジカメを手にしたら、とりあえずマスターしておきたい機能。 |
|
1.ズーム このホームページはカメラ雑誌でもなくカメラ情報サイトでもないので、とくにスペック記載は省いています。 |
| ●あとがき |
|
このカメラを購入して3ヶ月が経ったが、驚いたことに、もう製造中止になってしまった。 |